明けましておめでとうございます。
今年は、世界中から選ばれた人間の努力と本能が展開される、オリンピック、パラリンピックが開催されます。
今から心がワクワク踊ります。
一方で人工頭脳(AI)が、関心を集めています。
様々な仕事をAIが取って代わることで、仕事を失うかもしれない、と不安に駆られる人達もいます。
確かにAIは、多くのことで人間の知能を凌駕する事実は否定できません。
しかし、幸いなことに、AIには、人それぞれの豊かな個性の核心となる「感情」がありません。
喜怒哀楽を理解しないAIは、結局人間を超えることはできません。
個人犯罪も、企業犯罪も、善悪が織りなす深い人間の業や、欲望が絡んだ複雑な背景をもつ行為であって、
そうした背景の乱麻を断ち、納得できる問題解決に労しむ私のアシスタントや弁護士の仕事を、
感情を持たないAIに安々と譲る訳にはいきません。
私も当分は知恵を磨いて精進し、
私の信念を継ぐ者のためなら誇りをもって脇にどく覚悟です。
令和2年1月6日
代表弁護士 山田 宰